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自宅でエスプレッソ!イタリア製の直火式エスプレッソマシン「マキネッタ」の使い方!




美味しいコーヒーが飲みたい皆さんこんにちは。以前に書いたコーヒーミルの選び方は読んで頂けましたか?今回は自宅でエスプレッソを入れる際に使用する、イタリア製のマキネッタの使い方ついて記事を書いていきます。






エスプレッソはコーヒーの旨さが凝集された飲み物
エスプレッソは皆さんご存知ですよね。あの苦~~い少量のコーヒー!ではなく、コーヒーの様々な味が凝縮された飲み物です。エスプレッソは深炒りしたコーヒー豆を極細挽きにし、そこを加圧されたお湯が通り、素早くコーヒーが抽出されます。


ドリップコーヒーを淹れる方は分かると思いますが、素早く入れると雑味が少なくなりますね。それと同様にエスプレッソは雑味が少なく、苦味と豆の旨み(って言えばいいのかな?)がメインで、そこに酸味や甘味が隠れて調和しているような飲み物です。



エスプレッソも豆の種類によって随分と味が変わります。なんだか酸味や苦みが調和せずにイマイチな豆もありますし、砂糖を入れるとまるでチョコレートの様に甘さと苦さが絶妙にマッチする豆もあります。



以前のコーヒーミルの記事で私はモカ・イルガチェフが好きだと書きました。しかし、エスプレッソはモンスーンマンデリンを深炒りしたものが好きです。残念ながらモカ・イルガチェフは深炒りしてエスプレッソにしても好みの味ではありませんでした。逆にモンスーンは中炒りでドリップしても好みの味ではありませんでした。マンデリンはどちらでも好みの味でした。



ちなみに、エスプレッソは苦味が普通のコーヒーよりも強いのでカフェインが多いと誤解されていますが、深炒りの豆の方がカフェインは少なくなります。また、飲む量も少しなのでコーヒー程強い覚醒作用はありません。





直火式エスプレッソマシン マキネッタとは

そもそもマキネッタってなんなのよ!という人が大半だと思います。


マキネッタはイタリアの直火式のエスプレッソマシンです。形はこんなやつです。我が家のマキネッタです(イタリア製 ビアレッティ社)





 
日本で言う急須にあたる様なものらしく、イタリアでは普及率が高いとか。


マキネッタは上部(サーバー)、バスケット(豆を入れる場所)、下部(ボイラー)に分かれています。



ボイラーに入れた水が沸騰すると、ボイラー内が高圧になりお湯が上昇してきます。この上昇する時にコーヒー豆を通過し、サーバーへと出てきます。高圧でお湯が上昇するのはサイホンと同じ原理ですね。





マキネッタの使い方

ボイラーに水を入れる

まず、マキネッタの上部(サーバー)と下部(ボイラー)を回して外します。外したら、下部(ボイラー)から漏斗状の物体(バスケット)を外します。そして下部(ボイラー)に水かお湯を入れます。入れる量は、安全弁の下までです。安全弁を塞がないように気をつけてください。


マキネッタ エスプレッソ
壁面にある突起物が安全弁です。安全弁を塞がないように水を入れてください

 

バスケット。これを先ほどのボイラーに置き、コーヒー豆で満たします。



バスケットにコーヒー豆を入れる

ボイラーに水を入れたら、先程外した漏斗状のバスケットをボイラーに被せ、極細挽きしたコーヒー豆を入れます。


コーヒー豆は入れたら、コーヒー豆の軽量スプーンで軽く叩いてください。その後、さらに豆を入れて叩いてを繰り返します。バスケットのギリギリまで入れます。


マキネッタ 使い方
極細挽きした豆をバスケットに入れていきます





マキネッタ 自宅でエスプレッソ
バスケットに入れたコーヒー豆をトントン軽く叩きます。これを繰り返し、ぎりぎりまでコーヒー豆を入れます。


バスケットにコーヒー豆がいっぱいになったら、フチに乗ったコーヒー豆を取り除きます。これをしないと、ボイラーとサーバーが密着されません。密着しないと、ボイラー内のお湯が沸騰した際にボイラーとサーバーの接合部分から蒸気が漏れる可能性もあり、大変危険です





ボイラーとサーバーを密着させる

次にボイラーにサーバーを取り付けます。しっかりと密閉するように取り付けてくださいね。
※時間短縮の為に最初からボイラーに熱湯を入れた場合はボイラーが熱くなっています。素手でボイラーを触ると火傷の危険があるので、手袋やタオルを使って火傷しないように注意してください。



エスプレッソ抽出

いよいよマキネッタをコンロにセットします。コンロに乗せたときに不安定なら網を使ってください。我が家のコンロはそのままでは使えないので網を使用しています。





さて、コンロに着火します。ここで注意点があります。火の直径はマキネッタよりも広くならないようにしてください。マキネッタよりも広くなると、マキネッタのハンドルが溶けます。(私は少し溶かしました)



マキネッタを火で加熱していると、シューという音がします。このシューと言う音がしているときは上部(サーバー)内の口からエスプレッソが排出されています。不用意に蓋を開けると熱いコーヒーが飛んでくるかもしれませんので蓋は閉めたままが安全です。



サーバー内の抽出口(タワーの様な突起物)。まだエスプレッソは出ていません。
 
そして、マキネッタの音が「シュー」から「コポコポ」に変わったらエスプレッソ抽出が完了しています。



エスプレッソ完成

最後に、抽出されたエスプレッソをカップに移します。これで終了です。


ちなみに、我が家のマキネッタは2カップ用なので、私は毎回、エスプレッソとカプチーノを作ります。


エスプレッソカップにエスプレッソを入れ、残りは全部マグカップに入れます。このマグカップに泡立てた温かい牛乳を入れ、シナモンスティックをぶっ刺せばカプチーノの完成です。



 

では皆さん、マキネッタで楽しいエスプレッソライフを!


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