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【お金があるなら買っちゃいけない】ダイソーNATOはオススメしない


ダイソーNATOベルト(ストラップ)を買ってみました。
100円だから仕方ないとは思うものの、やっぱりダメダメですね。
ストラップに100円しか出せない人以外は買っちゃいけません。
中学生がお小遣いで買うならいいんじゃない?

ネットでは、こんな品質のベルトをいくつも買って はしゃいでる大人がいますが、愛用の時計にこんな品質のベルトでいいのかアンタ?

NATOストラップ

NATOストラップとは、普通の腕時計用ベルトとは違って、2本に分割されていないナイロン状のベルトの事です。
※日本人は腕時計のストラップを「ベルト」と言いますが、ここの記事では「ストラップ」で表記していきます。


NATOストラップは、腕時計のバネ棒と時計本体の間を通して装着します。1本のNATOストラップを2本のバネ棒で支えるので、万が一、どちらかのバネ棒が外れても時計が落下しないメリットがあります。


でも、軍用の時計ってバネ棒が溶接されているから落下の心配はないんですけどね。

また、NATOストラップは長いので(30cm以上の物もある)、ジャケットの上から巻くことも出来、バイカーにも重宝されます。私もバイクに乗る時にライダースジャケットの上から巻いている時がありました。まぁバイクを運転中は時計見ないんですけどw


そんなNATOストラップですが、ナイロンのくせして1500~5000円位の幅広い価格で売られています。(オメガのNATOストラップは3万円です・・・・)


ダイソーNATOストラップ

ダニエルウェリントンという、ティーンエイジャー用の時計が流行ってるので、その影響でダイソーもNATOストラップを販売するようになったのでしょうか?今まで、NATOストラップは1500~5000円程が相場だったので、ダイソーで100円で買えるというのは非常に安いです!


今回は黒のダイソーNATOを購入しましたが、他にグリーンやストライプの物もありました。ちなみに、私が行ったダイソーでは、20mm幅のストラップしか置いていなかったので、他のサイズも展開しているかは謎です。
※2019年6月追記:やはりダイソーNATOは20mm幅のみらしいです。

▼今回買ったダイソーNATO
ダイソー NATOストラップ
袋に入った状態

袋に入った状態でも、短めのNATOストラップだということが分かります。

▼では、袋から出してみます。
ダイソー NATOストラップ
袋からだして持ってみた

なんと言うことでしょう・・・・穴がきちんと空いていないではありませんか・・・・


しかも、予想通りペラッペラ。薄すぎて頼りないです。「なにこれ?(^ω^)」って感じ。


では、この先は私が愛用する他のナイロンストラップと比べながら評価してみましょう。
何かと比べて評価しないと分かりにくいですからね!

ダイソーNATO要約(比較記事とか読むのメンドクセ!って人の為に)
・ペラッペラで薄過ぎ!
・重い時計をしっかり支えられない!
・なんかチクチクする!
・長さも中途半端!
・ダニエルウェリントンとか買うティーンエイジャーにはいいんじゃない?


比較するストラップ

・MARATC社のZULUストラップ
・ZULUダイバーストラップ
・HAVESTONのA2ストラップ
※各ストラップの購入先は記事の最後に載せています。

MARATAC ZULU

通常のナイロンよりも5倍の強度をもつバリスティックナイロンでストラップを作製しているのが特徴。もう6年ほど使っているけど、ほつれることもなく頑丈です。

ZULUダイバー

ZULUという名前ですが、形は完全にNATOストラップです。私も大好きなNATOストラップなので、これまで5本以上購入しています!(^^)

HAVESTON A2

イギリスのメーカーです。海外の時計ファンの間では結構有名みたいだから、最近になってイギリスから直接購入してみました。


表面処理

ナイロンストラップはどのメーカーでもそれなりの物を販売してて、革ベルトほど品質に差は無い気がします。なので、今までは値段とデザインで買うか買わないかを決めていた人も多いと思います。でも、近くで見ると織り方や繊細さに差があって、安物はやはり見た目が良くないなって気づきます。こんな細かい点の積み重ねで高品質か低品質かに分かれるのでしょう。


近くで見ると、やはりダイソーNATOは織り方が雑で表面の糸が一方向になっていません。値段相応だなと感じます。他のストラップは織り方が丁寧で非常にしっかり織られています。あと、ダイソーNATOは装着するとなんだかチクチクします。他のストラップではチクチク感はないんだけどね。


厚さ

・ダイソーNATO: 1.0mm
(ぺらっぺら。おっぱいで言うとAカップくらい。重い時計をしっかり支えられない)


・MARATAC ZULU:1.6mm
(厚くて重い時計もしっかり支えられるけど、厚いからバネ棒と時計本体の間を通せない時計もある。おっぱいで言うとD、Eカップくらい


・ZULUダイバー: 1.3mm
(どんな時計でも装着できる。おっぱいで言うとCカップくらい


・HAVESTON A2:  1.6mm
(厚くて重い時計もしっかり支えられるけど、厚いからバネ棒と時計本体の間を通せない時計もある。おっぱいで言うとD、Eカップくらい


ダイソーNATOの厚さは1mmと非常に薄いので、時計に装着しても、なんだか時計本体が浮いているような感じがします。また、この薄さのせいで、腕に装着しても時計がブラブラしているような感覚がします。


他のストラップはそれなりの厚さがあるので、ダイバーズウォッチのようなゴツめの時計に合わせてもgood! 時計に似合うストラップを選ぶ時はデザインだけじゃなく厚さも気にしたほうが上手く行きます。

ダイソーNATOストラップ ルイエラール
ダイソーNATO(ストラップに時計が乗っているだけのように見える)

ダイソーNATOストラップ vs ZULUストラップ
厚さのあるZULUストラップを着用した場合


曲がりやすさ、柔らかさ

腕に巻きつけるんだから、曲がりやすさも重要ですね。それから、腕時計を腕に装着したときにピッタリつける人は別だけど、大抵の人は少しゆるく着けますよね。そうなると、腕を動かすたびに時計が動いて腕と擦れるので、ストラップ自体の柔らかさも重要なスペックです。

ダイソーNATO

ペラッペラに薄いので簡単に曲がります。ただし、「柔らかい」のではなく、「薄いから簡単に曲がる」といった印象。素材自体はソフトではありません。

MARATACのZULU

厚さがあるけど簡単に曲がります。素材は普通のナイロンの5倍の強度があるバリスティックナイロンが使用されてます。こちらも素材はソフトではありません。

ZULUダイバー

ほどほどに薄いから簡単に曲がります。けど、素材としてはこちらの方がMARTACのZULUより固く感じます。

HAVESTONのA2

厚さがあるけど簡単に曲がります。素材自体もソフトです。


尾錠等


普段はあまり気にすることのない尾錠等ですけど、真鍮にメッキされたものだと、使用しているうちにメッキがはがれて真鍮の黄色が出てきてダサいです。やはりここはステンレスの物がいいですね。


ところで、ダイソーNATOは値段的に真鍮にメッキしたものだと思っていましたが、やすりで削ってみても真鍮は出てきませんでした・・・・・ステンレスなんですね。ビックリしました。他のストラップも もちろんステンレスです。

昔、1500円程度のNATOストラップを買ったことがありますが、それの尾錠は真鍮にメッキで、使っているうちにメッキが剥げてきました。





おまけ

HAVESTONのA2は、ナイロンストラップには珍しく、遊革が動きます。
これで細腕でも太腕でも剣先(ベルトの先っぽ)をしっかり収納できます。

ここから・・・・

ここまで動きます


長さ

最初に書いた通り、NATOベルトは普通のベルトよりも長いので、ジャケットの上からでも装着でき、バイカーにも重宝されます。

左から、ダイソーNATO、MARATAC ZULU(カット済)、
ZULUダイバー、HAVESTO A2
※写真のMARATAC社のZULUは自分の腕の長さに合わせてカットしています。元々の長さは30cm以上ありましたが、今では27.5cmのZULUもリリースされているようですね(ちょうど私のカットと同じ)


ダイソーNATOの長さは26cm程度なので、NATOストラップというには短いですね。腕周り15cmのヒョロガリの私が、ある程度腕にピッタリするきつさで付けた場合、下の写真のようになります。使用しているベルトの小穴は内側から5番目です。

ダイソーNATOストラップ
腕周り15cmに合わせた状態のダイソーNATO

ダイソーNATOストラップ
腕周り15cmでも、ほとんど折り返せない

多分、腕の太さが普通の成人男性が身に着けた場合、ダイソーNATOの先っぽを折り返せないか、折り返しても凄く不格好になるのではないでしょうか。


まとめ

ダイソーNATO

薄すぎて時計に装着しても一体感があまりなく、時計が浮いているような印象を受けます。特にダイバーズウォッチのようなゴツい時計には似合いません。100円でどこでも買えることから、緊急用としては使えますが愛用の時計にいつまでも装着するような品質ではないですね。
表面がチクチクするのが致命的だと思います。

MARATACのZULU

使い勝手がいいのですが、厚さが1.6mmもあり、時計によってはバネ棒とケースの間を通らずに装着できないことがあります(セイコーのSSA051は通りませんでした)。
また、厚みがあることによりベルト自体が少しコンモリするので、ゴツイ時計以外は似合わない可能性があります。

ZULUダイバー

薄くてどんな時計にも装着出来ます。また、作りも悪くなく、しっかりしたNATOベルトを探している人にもオススメできます。特にベルトの先っぽの折り返し部分が緩みにくいのが非常に気に入っています。

HAVESTONのA2

MARATCのZULUと同じ1.6mmの厚さなので、装着できない時計があるでしょう。しかし、ベルト自体はしなやかでありながら重い時計もしっかり保持できるのでお気に入りのベルトです。
また、ベルトの先っぽをNATOストラップの様に折り返すことは出来ませんが、遊革が動くことでベルトの先っぽをしっかりと収めることができるのはポイントが高いです。


おわりに

ダイソーNATOについてはブログで絶賛している人がいるけど、あの人たちは本気で絶賛してるのかな???まともなベルトを使ったことないのかな?「コスパがいい!」なんて言ってる人もいますが、普通は100円のストラップが300円の品質だったところで愛用の時計につけようなんて思わないんじゃない?


私はとてもじゃないけど、ダイソーNATOを愛用の腕時計に装着する気にはなれない。
愛用の時計には、安くてもいいから品質のしっかりしたものをつけます。
小中学生なら使っていただろうけどね。



今回紹介したストラップ

ZULUダイバー


ZULUという名前ですがNATOストラップの形です。
品質もよく、アマゾンで気軽に買えるので、これまで新しい時計を買ったらとりあえずZULUダイバーを買って装着しています。
これまで5本以上使っています。
▼アマゾンでの評価も高く、オススメ出来るNATOストラップです。
   


MARATACのZULU


厚さが1.6mmあるストラップなので、ゴツい時計やミリタリーテイストの強い時計に良く似合います。
▼MARATAC社のZULUは楽天のクロノワールドで購入しました。アマゾンとかでも取り扱ってくれればいいんですけどね・・・



HAVESTON


海外の時計スレで人気があったHAVESTON。
ペイパルがあれば簡単に買えます。気になった方は試してみてください。
▼HAVESTONのストラップはイギリスから直接購入しました。
画像クリックでHAVESTONに行きます




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