つまり、春や秋は河口に集まるわけです。ここを狙います。
私はいつも春にモクズガニを獲って食べています。下の写真では2時間程で16匹(だったかな?)獲れました。
大きい4匹だけ食べて、後は逃がしました |
モクズガニを獲る
河口に集まる時期
まずは春や秋に河口に行きましょう。地域やその年の気候によって移動する時期が異なりますので、4月下旬~5月下旬、9月中旬~10月下旬の暇な時は小まめに河口をチェックするようにしてください。モクズガニの見つけ方
モクズガニは体が黒っぽく、見つけるのも大変です。また、非常に警戒心が強いので、水上になにかいると察知したら、すぐに隠れてしまいます。モクズガニを探す時は白い点を探すといいかもしれません。河口は大抵、泥が多いと思います。その中で白い点を探してください。モクズガニの爪の先は白くなっています。
モクズガニは警戒心が非常に強く、少しの隙間があれば隠れてしまいます。なので、河口でモクズガニを5匹も見つけられたら、「大移動している」と判断していいと思います。
狩りの時期
大移動が観察出来たら、その2週間後にはもうほとんどのモクズガニは移動を終えていますので河口では獲れません。大移動が観察出来た日から1週間以内で獲りましょう。獲り方
ほとんど障害物が無いところでは、トングや魚用の網で捕まえたり出来ます。モクズガニは挟む力が強いので素手はオススメしません。私はルアー(メタルジグ)で獲っています。メタルジグにナイロン3号を結び、竿ではなく、ただの木の棒等に付けておきます。河口のテトラポット等の隙間にメタルジグを垂直に落とします。
落としたメタルジグは、テグスを引っ張り、チョンチョンと上下させます。これだけでモクズガニがアタックしてきます。チョンチョンと上下させている時に根掛かりのような抵抗を感じたら素早く引き上げてください。モクズガニの足や爪に上手くフッキングしているはずです。
根掛かりでメタルジグを無くすこともあるので、ダイソーでメタルジグを仕入れておきましょう。30gで大丈夫です。
試してはいませんが、ヒラツメガニやワタリガニを捕まえるカニ網を使うのも有効かもしれません。
一時保管
モクズガニを捕まえたら、蓋が出来るクーラーボックス等に入れてください。バケツではダメです。モクズガニは他のカニと違い、信じられないくらい簡単に逃げます!脚も速い!食す
モクズガニは出汁が出ると書かれているサイトもありますが、私が捕まえるモクズガニはいつも出汁が出ません。河口じゃなく川で獲ったモクズガニなら出汁が出るのでしょうか?私はいつも茹でて身を食べます。
茹でたモズクガニ |
茹でたモクズガニから身とカニミソをほじり出し、少量の味噌と料理酒と混ぜます。その身をモクズガニの甲羅に乗せ、表面が軽く焦げる程度に加熱します。
(モクズガニの身はそのままでも甘みがあって美味しいので、味付けはしなくても大丈夫です)
(モクズガニの甲羅は非常に硬いです。気を付けてください。私はペンチで割っています)
魚焼き器で軽く炙ります |
おわりに
モクズガニは上海ガニと同族異種なので、味も上海ガニと非常に良く似ているそうです。上海ガニは高級食材ですし、扱っている店も中々無いので口にする機会も少ないですが、このモクズガニなら春、秋は河口で手軽に獲れますのでおすすめです。是非、地元の河口の情報収集をしてモクズガニを獲って食べてみてください。