その中で、今回はセイコーの機械式腕時計、アルピニスト「SARB059」を紹介します。
セイコー ”アルピニスト”
セイコーのアルピニストは、その名の通り、登山用に作られたモデルです。少し前は色んなデザインが展開されていたようですが、2019年現在ではプロスペックスの一部としてアルピニストがあり、アナログは無くなり、デジタル時計のみとなっているようです。
SEIKO アルピニスト SARB059
こちらの時計、見て分かる通り、カッチョイイです。実は2009年度グッドデザイン賞を受賞しています。
ベルト交換の記事はこちら>>
文字盤
文字盤は黒ではなく、深~いメタリックグリーンです。太陽光などの強い光が当たらないと分からないくらい深いグリーンです。室内だとブラックに見えます。3時位置にある日付表示のバックは黒になっており、文字盤の色と上手く溶け込んでいます。
室内だと文字盤は黒に見えます(ウレタンベルトに交換済み) |
ライトを当てた状態 |
ご覧の通り、ライトを当ててもグリーンが僅かに分かる程度です。実際には晴れた屋外でないとグリーンだとは気付かないでしょう。
チャプターリング
文字盤外周(チャプターリング)の12時位置には「GROUND TO AIR EMERGENCY SIGNAL CODE」と書かれています。これは緊急時に地上から上空へ発するコードです。このコードが文字盤外周にオレンジで書かれ、そのコードの意味は隣に白文字で書かれています。(例:「LL ALL WELL」、「N NO」など)
インデックス、針
文字盤のインデックスは長方形ではなく、わずかに台形になり、文字盤中央に向かって細くなっています。
針は根元が黒く塗られており、針が浮いたようなデザインとなっています。
いわゆる「ファントム針」ですね。
針は根元が黒く塗られており、針が浮いたようなデザインとなっています。
いわゆる「ファントム針」ですね。
ロゴ
メーカーロゴは貼り付けになっており、光の反射で光りますが、6時位置のAutomatic表記はプリントとなっています。ベゼル
この時計はダイバーズウォッチではありませんが、回転式ベゼルを採用しています。しかし、ダイバーズウォッチじゃないので、このベゼルは左右どちらにも回転します。ベゼルにクリック感はありません。スルーっと回ります(勝手に回るほど緩くはありません。むしろキツメです)また、ベゼルの内側には方位が刻まれています。
裏
時計の裏蓋には、アルピニストモデルを象徴する山が描かれています。残念ながら裏スケではないので、ムーブメントを見ることは出来ません。山の絵が描かれており、Alpinistの文字がある |
竜頭
竜頭はねじ込み式竜頭を採用しており、防水性を高めています。竜頭の頭にはSEIKOのSが描かれています。
竜頭を巻くことによりゼンマイを巻くことも出来ます。自動巻き+手巻きの時計です。
ベルト
購入時はステンレスのベルトが装着されています。3連のブレスで、全てヘアライン加工です。安っぽさはありませんが、高級感もありません。防水性能
20気圧防水となっており、防水性能はかなり高いです。ダイバーズウォッチではありませんが、一般人の海水浴や水遊びでは問題ないと思います。(ケースの形はブラックボーイ(SKX007)と同じなので、実際は200m防水だと思われます)
時計としての精度
私の個体の日差は+7秒程となっています。機械式としては優秀だということは知っていますが、他に所有しているエポスの時計の日差は2秒程度なので、もう少し頑張ってほしい所です。夜光塗料
夜光は中々強く、はっきり見えます。ベゼルの0部分にも夜光が塗られています。写真では文字盤外周(チャプターリング)も光っているように見えますが、そこに夜光塗料はありません。インデックスの光が反射しているだけです。
おわりに
今回の機械式時計セイコー アルピニスト SARB059はいかがだったでしょうか。この時計は既に絶版になっていますが、今でもヤフオクやメルカリで取引されていることがありますので、もし欲しい方はヤフオク等のチェックを欠かさないでくださいね。