先日、手巻き式腕時計の「エポスの3369」の革ベルトを物色していたら、久しぶりに時計欲しい病にかかってしまいました。なので、備忘録として欲しい時計をリストにしていましたが、とうとう新しい時計を買ってしまいました。多分、マイナーなメーカーです。
Louis Erard (ルイ・エラール)のHeritage sport(ヘリテージ・スポーツ)というモデルを購入しました。
シンプルで少しだけカジュアル。スーツにも私服にもマッチする素敵な腕時計です。
Louis Erard(ルイ・エラール)
ルイ・エラールは、1931年にスイスで創業した時計メーカーです。日本語で説明されているページが無く、英語でもほとんど紹介されていないので、あまり情報がありません。フランス語で書かれたWikipediaには情報がありましたが、フランス語はサッパリわかりません。あちこちで情報を探ると、数年前のルイ・エラールの従業員数は23人となっていましたので、小さな時計メーカーですね。手ごろな価格で美しい機械式を普及させようとガンバっているみたいです。
例えば、ルイ・エラールのCEOによると、バーゼルワールドではホール5(メインホールの後方の会場)というところに出展しているらしいですが、これもマーケティングにお金を掛けないようにして時計の値段が上がらないようにしているとのことです。
ちなみに、ホール1は有名ブランドがズラッと並んでいるようなところです。ホール1に出展するにはホール5の6倍以上の予算がかかる為、ホール1に行きたいとは思わないそうです。
手頃な価格で本格的な機械式時計を普及させるという信念は私の愛用時計のエポスと同じですね。
また、CEOの過去のインタビューから察するに、600~2000ドルの価格の機械式腕時計を普及させたいようです。
Heritage sport(ヘリテージ・スポーツ)(Ref.LE69105AA12.BMA19)
では、ここからは私が購入した、ルイ・エラールのヘリテージスポーツを紹介します。文字盤
文字盤は黒(メタリックなのかマッドなのかよく分からないがギラギラはしない)になっており、文字盤外周は紫色になっており、非常にオシャレに仕上がっています。
この外周の紫色の部分はレコード盤のように溝が彫られていますが近くでじっくり見ないと気付かないほど細かいです。
秒針は全体が白くペイントされており、時計にカジュアルな雰囲気を加えています。
また、インデックスも針同様に中央部分が直線的に彫られています。また、このインデックスは平面でなく、溝のある中央部分に向かって上り坂になっています。
ロゴ
メーカーロゴは12時側にあり、6時側にAUTOMATIC表記です。どちらも白のプリントです。
公式サイトより引用。AUTOMATIC表記が12時位置にある。 |
AUTOMATIC表記がメーカーロゴの真下では、文字盤の下側がスッキリしすぎです。また、私は12時位置にはメーカー名だけが欲しかったので、複数の時計店に問い合わせ、6時位置にAUTOMATIC表記があるモデルを購入しました。
ちなみに、在庫のAUTOMATIC表記位置について複数の時計店に問い合わせた際に、宇都宮のタケカワ時計店ではAUTOMATIC表記の違いについてわざわざメーカーに問い合わせてくれました。
それによると、「どちらが新しいという区分けはなく、
実験的に2パターン作るなよ・・・・
ちなみに、他の海外メーカーでも、同一モデルで文字盤の表記が若干異なる物がありますので(Sinnとかね)、公式サイトの画像を載せている店で買う場合は在庫の写真を貰えないか問い合わせた方がいいです。
裏蓋
時計の裏蓋は鏡面仕上げとなっており、色んな文字が刻印されています。また、裏蓋には窓が設けられており、ムーブメントの動きを少しだけ楽しむことが出来ます。私が今まで持っていたどの時計の裏蓋よりもオシャレでカッチョイイです。
腕時計の裏蓋は鏡面仕上げ。文字は彫られている。 |
ベルト
購入時、ベルトにはステンレスブレスが装着されていました(ナイロンベルトモデルも存在するみたいです)。3連ブレスで、中央部分はポリッシュされて鏡面仕上げとなっています。左右はヘアライン加工が施されています。バックルもベルトのコマで出来ており、一体感があります。
このベルトは意外と厚く、重量もそれなりにあります。
ただし、左右にガタつくので高級感はありません。
ブレスを直線的に置いた場合 |
ブレスの左右の「遊び」を利用し、曲げて置いた。 |
ベルト交換
純正のステンレスブレスの作りがイマイチなのと、美しい時計本体裏側を傷付けたくないので、イタリアのモレラート社の「バイキング」という、カーボン調のベルトに交換してちゃいました。モレラートを装着 |
※モレラートの記事はこちら⇒腕時計のベルトを、モレラートのバイキングに交換しました。
おわりに
針やインデックスが全反射してシルバーに見える角度が一番カッコイイ |
今回紹介したルイ・エラールのヘリテージ スポーツは如何でしたか?なかなか日本では馴染みのないメーカーなので、知らなかった方も多いかと思います。私も今回、色々な時計を物色している時に知りました。
公式サイトでルイ・エラールの展開しているモデルを見ると、ドレスウォッチが大半なので、日本ではなかなか売り上げも伸びないとは思いますが、これからもカジュアル路線の開拓などで頑張って欲しいメーカーです。