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腕時計の選び方①【クォーツか機械式か】

みなさんこんにちは。しめじです。

春になると進学や就職、昇進等があり、記念に腕時計を買う/買ってもらう人が増えますね。でもイマイチどんな風に腕時計を選べばいいか分からない人の為に、簡単に腕時計の選び方について書いていきます。今回はクォーツと機械式について書きます。


腕時計の選び方【クォーツか機械式か】


クォーツと機械式

腕時計には大きく分けてクォーツと機械式があります。クォーツは電池で動く時計のことで、機械式はゼンマイの力で動く時計のことです。

クォーツと機械式の違い

・精度(クォーツ>>>機械式)
クォーツは機械式時計よりも精度が高く、1ヶ月あたり20秒前後のズレで済みます。それに対し機械式時計は1日(1ヶ月じゃありません)に数秒~20秒程度ズレます。精度としてはクォーツの方が圧倒的に優れています。



・耐久性(長く使えるか)(機械式>>クォーツ)
クォーツは電池で動くので、時計内部に基盤があります。時計が動かなくなって修理に出した時、万が一、この基盤が壊れていると基盤を交換するしかないのですが、メーカーでも製造終了したモデルのパーツ保管は10年未満の所が多いので、メーカーにパーツが無ければ修理はほぼ不可能です。

これに対し機械式はゼンマイの力で歯車を動かして時計を稼働させています。これはクォーツ時計が台頭する前から採用されていた方式で歴史も長いです。なので、修理に使用するゼンマイや歯車は世界中に潤沢にありますので、機械式の時計が完全に直せなくなる可能性はクォーツ時計より遙かに低いでしょう。(ただし、安い中国製の機械式時計は直すよりも使い捨てと考えた方がいいと思います)



・耐衝撃性(クォーツ>機械式)
一般的にクォーツの方が衝撃には強いです。機械式時計は繊細なパーツを多用していますので、同じ条件でクォーツと機械式に衝撃を与えた場合、機械式の方が不具合が出る可能性が高いです。



・価格(機械式>>>>クォーツ)
機械式時計の価格の方がクォーツよりも高い傾向があります。機械式時計は部品点数の多さから、クォーツの様な大量生産に向いておらず、時計師と呼ばれる職人が時計を組み立てます。その為、どうしても価格が上がってしまいます。



機械式時計の楽しみ方

クォーツは電池で動く時計なので、特に楽しみ方もないと思います。しかし、機械式時計では「見て楽しむ」、「聞いて楽しむ」ということが出来ます。

見て楽しむ

機械式時計はゼンマイの力で歯車を動かしています。その動きが面白いので、時計によっては文字盤の一部がくり抜かれていたり、時計の裏がスケルトンになっているものもあります。

腕時計の選び方 クォーツ 機械式

腕時計の選び方 クォーツ 機械式

上の画像は私が所有しているエポスというスイスメーカーの時計です。この時計は裏蓋がスケルトンになっており、内部の機械を見て楽しむことが出来ます。また、文字盤の一部もくり抜かれており、ここからも機械の動きを楽しむことが出来ます。


聞いて楽しむ

機械式時計は、多くの歯車等のパーツを動かしていますので、時計に耳を近付けると「チチチチチチ・・・・」と時計が頑張っている音が聞こえます。

また、先ほど紹介した私の時計は手巻き式と呼ばれる機械式時計なので、動く音も大きく、時計に耳を近づけなくても チキ チキ チキ・・・という心地良い音が聞こえます。さらに、この機械式時計は手巻き式なので、毎朝自分でゼンマイを巻く必要があります。このゼンマイを巻く時も、カリカリカリ・・・・という音が聞こえ、とても気分がいいです。



おわりに

さて、今回はクォーツと機械式について簡単に書きましたが如何だったでしょうか。時計に精度を求める人はクォーツを選択するべきですし、時計に趣味性が欲しい人には機械式が合っていると思います。

まずは自分が時計に何を求めているか明確にし、それから機械式かクォーツかを選べばいいと思います。

次回は時計の選び方として、外観を取り上げたいと思います>>>(腕時計の選び方②【デザインで決める】


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