私は腕時計が好きでいくつか持っていますが、これまでの人生の中でも時計に求めることって変わってきています。
今日は私が腕時計に求めることが何なのか、どのようにしてその求めることが変化していったかについてダラダラ書いていきます。
(参考記事:私の時計遍歴)
夜光塗料が欲しい
小学生の頃、初めて買ってもらった腕時計はセイコーのミリタリーチックな時計でした。(こんな感じ↓)
暗闇で明るく光る夜光塗料を見る為に、何度も薄暗い玄関に腕時計を持っていったのを覚えています。
この頃は時計に特に何かを求めるというのはなかったのですが、「綺麗な夜光塗料(暗闇でも時間が分かること)」というのは無意識に求めるようになったと思います。
正確な時間を示してほしい
次の時計は高校入学祝いで買ってもらいました。(これ↓)
勿論、夜光塗料が付いていますが、この時は夜光塗料は気にしていませんでした。
ただ、学校のチャイムと腕時計の時間を合わせており、1秒でもズレると直ぐに調整していました。
この頃は時計に「正確な時間を示す」という機能を求めていました。
なので、1日に何秒もズレる機械式時計なんて眼中にありませんでした。
ちなみに、この時計はストップウォッチやタキメーター、アラームまでついていました。
耐久性を気にしないで長く愛用できる時計が欲しい
高校入学祝いで買ってもらった愛用の時計が壊れてから、何を買おうか悩んでいる時にルミノックスの時計を知りました。アメリカ海軍特殊部隊NAVY SEALsが使用しているという触れ込みで売られており、ミリオタだった私はルミノックスが欲しくてたまらなくなりました。
「軍で使用されているから頑丈で壊れにくいはず!夜光塗料に頼らないルミナイトシステム最高!」と、当時時計の知識がほとんど無かった私はそう思い込んでしまい、高いお金を出してルミノックスを購入してしまいました。
これ↓
長く愛用できる時計が欲しい
ルミノックスの調子が悪くなってきたころ(電池はあるのに時々止まる)、新しい時計を買おうとネットで色々調べました。すると、クォーツは回路が壊れてしまえば修理が出来ないことを知りました(メーカーでの部品保管期限が短いため)。
そして、お高いルミノックスの中身(ムーブメント)も安物が使用されていると知り、ショックを受けました。
(フェラーリを買ったのに軽自動車のエンジンが積まれているようなもんです)
また、今にして思えば、ルミノックスが各国警察や特殊部隊に採用されているというのはウソだろうと思います(個人で使用しているのは採用とは言わない)
そんなこともあり、凡庸パーツを多用して、修理をしながら長く使える機械式時計に魅力を感じ始めます。
極端な話、何十年も前から普及しているムーブメントを使用している機械式時計なら壊れてもパーツは手に入るし、いつまでも愛用できると思い、自動巻きのオメガシーマスターを購入しました。
これ↓
長く使える&滑らかな秒針の動きに魅了される
オメガシーマスターの自動巻き時計を使い始めて、壊れてしまっても修理して何十年も使用出来る安心感を手に入れました。それ以外に、クォーツの時計とは違って滑らかに動く秒針(スイープ運針)にも魅了されました。
私は神経質なので、クォーツのように1秒ごとに秒針がジャンプするタイプだと、秒針とメモリがピッタリ一致していないと気になってしまうのですが、機械式のスイープ運針ではそんなことも気にしなくてよく、非常に気分が良かったです。
これ以降は、「長く使える」「秒針の動きがなめらか」の2条件を時計に求めるようになり、機械式の腕時計ばかり購入することになります。
ダークホース「Gショック」
機械式時計ばかり収集し、とうとう手巻きの時計を愛用するようになりました。(参考記事:ユニタスムーブメントを搭載した手巻き式時計【EPOS(エポス)3369】レビュー)
仕事でも休日でも手巻きの腕時計を身に着けていました。時計が好きなので、毎朝リューズを回転させてゼンマイを巻くのも苦ではなく、むしろ楽しみでした。
この時、Gショックも所有していましたが、Gショックは子供と公園や海で遊ぶ時くらいしか身に付けませんでしたし、デジタル時計にあまり魅力を感じていませんでした。
ところが、Gショックを所有して8年位経過したある日、休日にお花見に行く時にGショックを身に着けました。この時もGショックに何も感じていなかったのですが、家に帰ってから子供と床で転がる遊びをした時に「傷も衝撃も気にせずに着けていられるGショックって最高の相棒なんじゃないか」と思いました。
私は元々、寝る時も腕時計をしていました。目が悪く、夜中に起きた時に壁掛け時計は見えないので、時間を知る為に腕時計をしていました。腕時計を外すのは風呂に入る時だけで、1日のうち23時間以上は腕時計を身に着けていましたし、時計に傷がつくことも気にしたことがありませんでした。
それがいつからか時計の傷を気にするようになり、夜には子供と一緒に寝るようになったので腕時計も外すようになり、次第に腕時計の「相棒感」が薄れていました。
そんな「相棒感」を思い出させてくれたのがGショックなのです。傷も衝撃も気にせず、いつも正確な時間を教えてくれる頼もしい相棒。
そんな風に「相棒感」を思い出した状態でGショックを見てみると・・・・なんだかしっくりくるではありませんか。
そうなると、今まで使用していたGショックはベルトがボロボロなので、新しいGショックの購入を考え始めました。
また、新しいGショックの購入を検討しているこの段階で「1秒もズレずに正確な時間を表示して欲しい」という、高校時代に時計に求めていたスペックを要求し始めました。
そこで、ソーラー発電が出来る電波時計のGショックを購入しました↓。
(参考記事1:電波ソーラーのGショックを買った)
(参考記事2:電波ソーラーのGショックが届いた)
|
現在、このGショックを使用し始めてまだ数日ですが、傷も衝撃もバッテリー残量も気にしなくてよく正確な時刻を表示するGショックに信頼を寄せています。
なんだか、機械式時計の収集をしたり遠回りはしましたが、高校入学祝いで買ってもらった大切な時計に求めていた「1秒もズレずに正確な時間を表示して欲しい」という要求がついに満たされました。
(Gショックは長年同じようなモデルが発売されているので、「長く使用したい」という要求もクリア出来ています。)
不思議なことに、現在はアナログ時計への興味が薄れ、気圧計等が搭載されているデジタル時計に興味が移っています。
( ´-`).。oO(1ヶ月もしないで機械式時計を使い始めるんだろうけど・・・・)
2018/10/19追記
まだ毎日Gショックを使い続けています(^q^)
ほんとオススメ。